厳しい寒さで見られる蓮葉氷:釧路

2022.12.22 釧路

12月も下旬に入りましたが、これから1月、2月とさらに寒さが厳しくなっていく頃です。
そんな厳しい寒さによって起きる自然現象はたくさんありますが、今回はその中でも「蓮葉氷」についてご紹介します。
「蓮葉氷」とは、海や川のうねりによって割れた氷が、互いにぶつかり合うことで角が取れて丸くなり、縁がまくれあがったもののことをいいます。
氷がまくれあがった様子が蓮の葉に似ていることから、「蓮葉氷」と呼ばれるようになったんだとか。
なお、「はすばごおり」と読んでしまいそうですが、正しい読み方は「はすはごおり」だそうです。

紹介した写真は釧路川の様子で、こちらも冬の季節には蓮葉氷がよく見られるスポットとして知られています。
蓮葉氷は、主に寒さが強まる道東の地域で見られる現象ですが、厳冬期にはその他の地域の海や川で見られることがあるそうです。
今後、最低気温がかなり低くなった日は近くの川や海の様子を見てみると、もしかしたら蓮葉氷を見つけることができるかもしれません。

大きさはそれぞれ違いますが、釧路川で見られる蓮葉氷は大きいもので直径3m近いものもあるそうです。

なお、12月はまだ寒さの底ではないため、これからの1月から2月にかけてが蓮葉氷を最もよく見られる時期となっています。
冬の中でも特に寒い日にしか見られない、そして北海道の中でも限られた地域でしか見ることができない「蓮葉氷」。
自然が織りなす雄大な景色は、寒さの中でもつい足を止めてしまうほどの感動があります。

そんな蓮葉氷が厳冬期によく見られる釧路川を見るには、幣舞橋付近がおすすめです。
釧路市内の中心部にあるのでアクセスも良く、川のそばまで近づくことができるので、蓮葉氷が出ていたら間近で楽しむことができるかもしれません。

防寒対策をしっかり行った上で、体調管理に気を付けながら自然が創る景色を見に行ってみては。