道内有数の観光スポット、上川管内・美瑛の「青い池」。
北海道の方はもちろん、道外の方でも知っている、または訪れたことがあるという方は多いかもしれません。
実は、以前も軽くご紹介させて頂いたことがあるスポットですが、北海道の名所として全国的にも名前が知られている上に、冬の時期により一層美しく見られるということで、再びピックアップさせて頂きます。
青い池の成り立ちは、1988年に噴火した十勝岳の防災工事を行い、美瑛川には堰堤(えんてい)が作られたことから始まります。
その一つに偶然水が溜まってできた人工の池が、青い池と呼ばれるまでになりました。
池が青い理由は諸説ありますが、美瑛川周辺にある温泉や「白ひげの滝」には、アルミニウムや硫黄、石灰成分を含む水が流れており、それと美瑛川の水が混ざって”コロイド”という成分(目には見えないそう)が生成されるそうです。そこに日差しが降り注ぐことによって、粒子が太陽光を散乱し、私たちの目には青く映るのだそうです。
青い池がここまで有名になった理由の背景には、北海道出身の写真家が撮影した青い池の写真がコンテストで賞を受賞したことに加え、世界的に有名な、リンゴの会社のパソコンの壁紙に使用されたことなどもあり、一躍世界的に有名になったそうです。
…と、ここまでは”青い”話をメインにしてきましたが、実は冬の青い池は、積雪があると池が覆われて青い水面が見えないことがあります。
ただ、そんな時でもご安心ください!冬期期間はライトアップが行われ、夏場とはまた違った美しい姿を見ることができるのです。
木々に降り積もった雪に幻想的な光が映し出される上に、様々な照明パターンがあるため、約10分間のライトアップショーを楽しむことができるそうです。
冬季期間のライトアップは、月によって始まる時間が違うそうです。終了の時間は一律で21時までなので、訪れる際は事前に調べてから行くと安心です。
なお、冬の期間のイベントで、当たり前ですが外で楽しむものなので、見に行く際は防寒対策を万全にしていってくださいね。