北海道では紅葉が本格化してくる10月ですが、今回は少し変化球ともいえそうな紅葉スポットをご紹介します。
その場所があるのは道北の旭川市西神楽地区で、「就実の丘(しゅうじつのおか)」と呼ばれています。
以前はマイナーな観光地でしたが、最近ではここを目的に訪れる方も増えてきているそう。
この丘からは旭川市街の様子や大雪山連峰、十勝岳連峰を一望することができ、まさに北海道らしい大自然の織りなす絶景ともいえる場所です。
就実の丘は、旭川市中心部からは車で25分くらい、旭川空港からは15分程度と、旭川周辺から比較的アクセスの良い場所にあります。
ただ、周りに看板などがあまりなく、探すのが少し大変という話もよく耳にします。
訪れる際は、下調べをしっかりしてからの方が安心かもしれません。
就実の丘は、春夏秋冬で色んな表情を私たちに見せてくれます。
特にこの時期は、周辺にあるカラマツなどが紅葉し、天気の良い日だと真っ青な空と紅葉、そして奥に見える雄大な山々の絶景を一気に堪能することができるんです。
写真には、奥に山がいくつも連なっていると思いますが、これは就実の丘から美瑛方面に目を向けると見える景色で、左からオプタテシケ山・ベベツ岳・石垣山・美瑛富士・美瑛岳という名前が付けられています。
写真には写っていないですが、美瑛岳より右側には鋸岳・十勝岳・前十勝岳・三段山・上ホロカメットク山・上富良野岳・三峰山・富良野岳と、山々が連なります。
これらをまとめて、十勝岳連峰と呼ぶのです。
さらに、美瑛や富良野周辺では「ジェットコースターの路」と呼ばれる観光スポットが所々にありますが、ここ就実の丘でも、ジェットコースターのような道路を体感できます。
アップダウンの大きいジェットコースターのような道路と紅葉の風景を楽しむというのも良いかもしれません。
就実の丘は、知名度がそこまで高くないスポットというだけあって人が少なく、駐車場などもないので、都会の喧騒から離れて自然の中でゆっくり時を過ごしたい人にとってもおすすめのスポットといえます。
その年にもよりますが、就実の丘周辺のカラマツの紅葉の見頃は10月後半から11月上旬にかけてが良いといわれています。
この時期しか見られない、カラマツと十勝岳連峰の壮大な景色を堪能してみては。