4月16日、渡島管内の松前で桜の開花が発表されました。
今年は全国で記録的に開花や満開が早くなっていますが、松前でも
1982年の観測開始以来、最も早い開花となりました。
いよいよ北海道にも桜前線が到達しましたが、このあとも気温は平年並みか高めに経過する
ということで、その他の地域でも開花宣言も、いつもより早めとなるかもしれません。
松前を含む道南は道内でも平均気温が高めの地域で、毎年札幌など他の地域より
早く咲き始める傾向があります。今回はそんな道南の桜スポット、松前公園をご紹介します。
渡島管内松前町は、「日本最北の城下町」としても知られ、
特にこの松前公園が観光スポットとしても有名&人気です。
広大な敷地を有する松前公園は桜の名所として知られていますが、松前城や松前藩屋敷など
歴史的建造物も公園内にあり、歴史の名所でもあるんです。
あれ…そういえば、北海道ってあんまりお城がないような…。
その通り、実は松前城は北海道唯一のお城なんです。
(ちなみに、「松前城」は愛称で、正式名称は「福山城」だそうです。)
そんな松前公園では桜の時期になると、たくさんの桜が一斉に花を咲かせ、
公園内を鮮やかなピンク色に染め上げます。
その数、なんと およそ250種類、10000本以上!見ごたえバツグンです。
そして桜の景色を楽しみつつ、風情のある松前城をバックに桜の写真をおさめる…
とても情緒あふれた1枚になること、間違いなしです!
昼の松前城ももちろん良いですが、夜はライトアップされて、
昼とはまた違った顔を見せてくれます。
ただ、この時期の北海道は日が落ちると夜にかけてどんどん寒くなっていきます。
夜桜を見に行く際は、防寒対策を忘れないようにしてください。
また、毎年多くの人でにぎわう「松前さくらまつり」は、
2021年は4月24日から5月9日にかけて開催されます。
飲食規制など感染症防止対策を行い、普段とは少し違った形のお祭りとなりそうですが、
この時期にしか見られない景色であることは確か。
感染症対策を万全にしつつ、道内でいち早く咲いた桜を楽しめるといいですね。