北海道では平地でも雪のちらつく所が出てきて、「タイヤ交換もう終わった?」などと会話が聞かれる頃となりました。
寒さもどんどんと厳しくなり、いよいよ本格的な冬に向かって、覚悟を決める時期ですが、そんな時期にも楽しいお祭りはあります。
今回は厚岸町で毎年開催されている「あっけし牡蠣まつり」についてご紹介します。
厚岸町は釧路管内にあり、札幌や新千歳空港からは高速を使っても車で5時間くらいかかってしまうため、なかなかぱっと行ける距離ではありません。
ただ、美味しい牡蠣を食べるなら、ぜひとも訪れて頂きたいスポットの一つです!
「あっけし牡蠣まつり」は、実は例年10月上旬から中旬にかけて行われる厚岸町最大のイベントですが、今年2023年は夏の猛暑の影響により、海水温がかなり高くなってしまったため、牡蠣の身入りがなかなか戻らないという事態に見舞われました。
せっかくのお祭りに、十分な牡蠣を提供できなくなってしまうとされたことから、2023年に限っては11月18日、19日の2日間に短縮して開催されることになったそうです。
(例年は1週間~10日間ほど楽しめるイベントとなっています。)
さて、今年で61回目を迎える「あっけし牡蠣まつり」は、牡蠣はもちろんのこと、アサリなどの豊富な海産物が食べられるだけでなく、焼き台の貸し出しも行ってくれるそうです。
手ぶらでイベントに行っても、海産物を炭火で焼いて食べる、という北海道ならではの食の楽しみ方はできるイベントとなっています。
さらに、お祭り期間中の2日間は、牡蠣島弁天神社のライトアップが行われる他、厚岸限定のウイスキーも販売されるということで、牡蠣を食べる以外にも魅力たっぷりのイベントです。
また、牡蠣など海産物以外にも、チョコバナナやクレープなど、お子さんでも美味しく楽しめるような食べ物の出店もあるため、親子で来ても安心です。
例年とは開催時期が1か月ほどずれ込んでしまった牡蠣まつりですが、「今年は行けなかったな…」と思っている方々にとっては、まだチャンスがある!というポジティブな考え方もできます。
2日間といういつもより短い期間の開催ではありますが、厚岸産の身が詰まった美味しい牡蠣を、ぜひ堪能してみてください。