7月に入ると、厳しい暑さとなる日も多く、北国・北海道にもいよいよ本格的な夏がきた!と実感することも多いかと思います。
夏の北海道は観光客の方もたくさん訪れ、地元でのお祭りやイベントも多数開催されます。
夏におすすめの観光スポットもたくさんありますが、今回は美瑛町「白ひげの滝(しらひげのたき)」をご紹介します。
白ひげの滝は観光名所として有名な「青い池」の上流にあり、日本では珍しい”潜流瀑(せんりゅうばく)”として知られています。
一般的な滝は、川から流れる水が作り出しますが、潜流瀑とは、地層の間から湧き出た水から作られる滝となっています。
滝が湧き出てくる周辺の地層には、約20万年くらいも前に火山が噴火して流れ出た溶岩からできた「柱状節理」が見られるそうです。
滝の美しさももちろんですが、何十万年も前に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。
白ひげの滝は、白いヒゲのように見えることから名前が付けられていますが、その名の通り、落差約30mを白い滝が流れ落ちる様子は、まさに一見の価値あり!です。
なお、流れ出る水は白く見えますが、下を流れる美瑛川はコバルトブルーのような色に見えます。
これが、青い池が青く見える理由にも繋がるのですが、その理由や仕組みについては、以前、青い池について紹介したトピックスがあるので、そちらをぜひご覧ください。
(⇒ ライトアップでより一層美しい青い池:美瑛 )
白ひげの滝は、夏におすすめのスポットと前述しましたが、実はどの季節でも見ることができます。
春は新緑とともに、秋は紅葉した木々とともに、季節によってコロコロと表情を変えてくれるので、何度行っても楽しめるスポットかもしれません。
さらに冬は、岩壁から流れ出る白い滝と、雪の白のコントラストを楽しむこともでき、より一層幻想的な風景になるのでぜひ冬も見に行ってみてください。
なお、白ひげの滝は青い池から約3kmくらい、車で5分程度の場所にあるので、青い池と白ひげの滝、どちらも一気に観光するのがおすすめです!
1年中景観を楽しむことができる、白ひげの滝。ぜひ一度、訪れてみては。