立春を過ぎ、暦の上では春に入りましたが、北海道はまだまだ冬真っ盛りです。
今回ご紹介するのも、そんな寒さを活かしたイベント。
「しもかわアイスキャンドルミュージアム」です。
なぜ下川町で開催されているのかというと、、、
実はこの町、アイスキャンドルの日本発祥の地なんです!
1975年(昭和50年)に下川町商工会青年部が、「子供たちに冬を楽しく過ごしてもらう」
という目的で、下川冬まつりを開催しました。
その冬まつりの中で、1986年(昭和61年)にアイスキャンドルが誕生したのです。
例年2月中旬頃に開催されるアイスキャンドルミュージアムは、約3500個もの
アイスキャンドルに明かりが灯され、幻想的な風景を造り出してくれます。
現在はコロナウイルスの影響でステージイベントなどが行われず、
縮小されての開催となっているようですが、変わらずに
明かりを灯すアイスキャンドルを見ることは、今年もできるようです。
町全体にアイスキャンドルが灯され、琥珀色にゆらめくキャンドルたちの姿は、
まさにこの時季にしか見られない貴重なものです。
そしてこのアイスキャンドル、実は簡単に作ることができるんだとか!
(寒い北海道では、ですが笑)
夜に水を張ったバケツを外に出し、一晩待ちます。
翌朝、中の氷をさかさまにして取り出し、中心部分は
水が残っているはずなので、捨ててしまいます。
水を捨てた穴にろうそくを灯すと、あっという間にアイスキャンドルのできあがり!
ただし、最低気温が少なくとも氷点下10度以下になる日でないと、
うまく凍らないことが多いようです。
私は実際に札幌で試してみましたが、確かに氷点下10度以上だと、
理想のアイスキャンドルには少し届かない印象でした。
下川町のアイスキャンドルフェスティバルは、今年は2月12日~13日の土日
に開催されるようです。
短い期間の開催ですが、幻想的にゆらめく灯りを見れば心が穏やかになるはずです。
なお、期間中ももちろん寒いですので、防寒対策はばっちり行ってくださいね。