1月5日は二十四節気の小寒でしたが、この頃から節分までの間を「寒の内」といい、一年の中で寒さが最も厳しくなる時期といわれています。
北国である北海道は、他の地域に比べてさらに寒さが厳しいですが、そんな北海道だからこそ作り出すことができる、感動的な風景があるのもまた事実です。
今回ご紹介するのは、札幌から高速を使って車で約4時間(冬道なのでもっとかかるかもしれませんが…)
十勝管内の豊頃町にある「ジュエリーアイス」です。
ここ数年で、観光スポットとして非常に有名になってきた印象なので、一度は耳にしたことがある方は多いかもしれません。
十勝地方というと内陸っぽい感じをイメージするかもしれませんが、豊頃町は沿岸の町で太平洋に面しています。
ジュエリーアイスができる仕組みは、まず冬になると十勝川が凍結し、その氷が太平洋に流れ出してきます。
海に流れ出した氷が、波によってもまれる間に角が取れ、海岸に打ち上げられるのです。
そうして、写真のような自然が造り出した神秘的な風景が出来上がります。
その様子がまるで宝石のように輝き、美しかったことから「ジュエリーアイス」と名付けられたそう。
朝日と共に輝く姿を見ても良し、日中の青空や海、照りつける太陽と共に爽やかな写真を撮るも良し、夕焼けの比較的空いている時間帯に行ってゆっくり幻想的な写真を撮るも良しと、どの時間帯に行っても美しい姿を堪能することができます!
なお、豊頃町の大津地区周辺には公共交通機関がなく、車で行くしかありません。
しかし、車がないという方も安心!例年バスツアーなどでジュエリーアイスを見に行くことができるので、早めに調べて予約してみても良いかもしれません。
ジュエリーアイスが見ることができるのは、例年1月中旬から2月上旬にかけて。
非常に寒い時期ですので、見に行く際は防寒対策を徹底してください!なんでも、朝晩は氷点下20度くらいまで下がることもあるそう…。
日中でもマイナスが当たり前の北海道の中でも寒さの厳しい地域になるため、マフラーや手袋はもちろん、重ね着をしっかりして、カイロなども用意しておくと良さそうです。
極寒の北海道で見られる、自然が織りなす幻想的な風景を、ぜひ見に行ってみては。