うだるような暑い日が続いている北海道。
少しの風でも欲しい、と感じることも多いですが、
そんな本日は風に関する場所「ウインドファーム」についてご紹介します。
そもそもウインドファームとは、風力発電機を複数設置し、
全体を1つの風力発電所として運営するもののことをいいます。
日本全国さまざまな所にあり、北海道にも札幌近郊だと石狩や寿都に建てられています。
そんな中今回ご紹介するのは、日本最大級の規模を持つ「宗谷岬ウインドファーム」です!
札幌から車でおよそ6~7時間(!)、ひたすら北へ北へと目指すと
ようやく宗谷地方に辿り着きます。
目の前には広大な敷地の宗谷丘陵があり、丘の上は牧草地が広がっています。
ここに、たくさんの風車があるんです。
宗谷岬もそうですが、”岬”と聞くと、陸の端っこが海に突き出たものを思い浮かべますよね。
この岬に共通するのが、「風が強い」こと。
海に突き出している岬は、風にとっての障害物がない状態なので、
強い風が吹き抜けることが多くあります。
実際に、日高地方のえりも岬は日本屈指の強風地帯としても知られています。
宗谷岬も強風地帯で、年間の平均風速は7・5mにも達します!(ちなみに札幌は3・7mです)
そんな強風を有効に利用しようと、2005年に宗谷岬ウインドファームが稼働しました。
ここにはなんと、57基もの風車が設置されています。
1基あたり1000kWの風車を57基ですから、電力はおよそ57000kW!
これは、稚内市の年間消費電力のおよそ6割にあたるくらいの電力なんです。
見渡す限りの牧草地にそびえる、いくつもの風車。
牛たちがのどかに過ごす中で、白く大きな風車を眺めていると、
時間が経つのを忘れてしまいそう。。
まさに広大な土地を持つ北海道ならではの絶景です!
さらに、天気がいい時に行くと澄んだ青空とのコントラストも楽しめます。