花の季節とも言われる5月。北海道でも桜をはじめ、たくさんの花たちが
色鮮やかに咲き、季節の歩みを知らせてくれています。
今回ご紹介するのは、渡島管内の恵山つつじ公園で毎年開催される「恵山つつじまつり」です。
つつじといえば、日本では古くから栽培され、馴染みのある花の1つです。
日本にはおよそ40~50種類が自生しており、その他にも園芸種が多くあります。
「恵山つつじまつり」が開催される恵山つつじ公園は、函館市街地から車で
およそ1時間の場所にあります。
標高618mの恵山は活火山で、今でも噴気を上げる姿を見ることができます。
山登りのスポットとしても人気です。
恵山という名前は、アイヌ語からきており、もともとは
「イエサン( 火を噴き溶岩が流れ落ちる )」と呼ばれていたそうです。
恵山のふもとにあるつつじ公園は、道立自然公園に指定されており、エゾヤマツツジと
サラサドウダンをはじめとする、 たくさんのつつじが自生しています。
その数なんと、およそ60万本!想像しただけでも圧巻ですよね。
恵山のつつじは、最新の開花予想によると開花が5月21日頃、見ごろは5月25日~6月2日頃
という予想になっているそう。
人混みを避けながらということにはなりますが、見頃を迎えた色鮮やかな
つつじを鑑賞しに行くのもいいかもしれませんね。
晴れていれば真っ青な空と、真っ赤に染まるつつじたち、そして新緑の緑や山の景観も
一気に楽しめ、コントラスト抜群の風景になること、間違いなし!です。
「恵山つつじまつり」は、2021年は5月22日~6月6日に開催されます。
感染症対策のため、例年とは異なり、残念ながらステージイベントや出店などはありません。
それでも毎年変わらない姿で咲くつつじを、マスクなど対策は万全にしつつ、
散策がてら見に行くのもいいかもしれませんね。
ちなみに…今回は春の恵山つつじ公園をご紹介しましたが、実は紅葉の季節もおすすめです!
サラサドウダンの葉は、秋になると色づき、春とはまた違った景色を見せてくれます。
春と秋、真っ赤に染まる公園の風景を比較するのも楽しそうですね。