冬の北海道の味覚といえば、「カニ」が頭に浮かぶ方も多いかもしれません。
今回はそんなカニに関する名所をご紹介します。オホーツクの紋別にある「カニの爪」です。
これは食べて楽しむものはなく、目で楽しむスポットになっています。
紋別の道の駅からおよそ200mの位置にある「カニの爪」は、高さがなんと約12m、幅は6mもの巨大なオブジェです。
ちなみにその重さは7トンにもなるそうです!!
このオブジェは、1983年に開催された「紋別アートフェスティバル」で、オホーツクの魅力的な景観をオブジェで表現しようと、彫刻家である長崎歳さん、紋別商工会議所の桑原久雄さん、紋別市民により共同制作されました。以前は流氷の時期になると巨大なオブジェを移動させて海に浮かべていたそうですが、現在では陸上で展示し続けています。紋別アートフェスティバルではカニの爪以外にも、「酒の親子」「ピラミッド型」のオブジェが制作されましたが、老朽化のため、現在はカニの爪だけが残っているそうです。
オホーツク・紋別といえば流氷や海産物など、観光で訪れたいスポット、堪能したい食べ物がたくさんあると思いますが、旅の途中に巨大なカニの爪オブジェを見に行って記念に写真を撮るのもおすすめです!
Youtubeの紋別市教育委員会生涯学習課公式チャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=9E1obPljRdg)では、カニの爪の紹介とともに、カニの爪オブジェの映える写真の撮り方なども紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
なお、特に冬の紋別方面は厳しい寒さとなる日も多くなっています。カニの爪は1年中訪れることができる写真スポットですが、流氷観光とまとめて見に行く方も多いそうです。冬にオホーツク海側を訪れる際は、万全な防寒対策を心がけてください。